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オホーツクウッドピアが造るCLT建材の特徴を紹介

オホーツクウッドピアが造るCLT建材の特徴を紹介

2023/12/18

オホーツクウッドピアが提供するCLT建材は、北海道のカラマツやトドマツなどを原料に使用し、高品質で強度に優れています。さらに、フィンガージョイント加工により、木材の欠点を取り除き、信頼性と耐久性を高めています。このCLT建材は、持続可能な循環型社会の実現に向けた重要な貢献をしています。

オホーツクウッドピアとは?会社概要や取扱木材を紹介

オホーツクウッドピアは、北海道に拠点を置く協同組合で、持続可能な木材資源を活用し、環境に配慮した製品を提供することを使命としています。多様な用途に適した高品質な建築材料を生産・提供しています。

◇協同組合オホーツクウッドピアとは

協同組合オホーツクウッドピアは、1997年に設立された北海道北見市に事業所を持つ協同組合です。廃棄物の最小化と循環可能な資源に対するリサイクルやリユースを促進し、循環型社会の構築を目指しています。取り扱う製品に関しては、カラマツやトドマツなど北海道産の木材を原料にした構造用集成材、あるいはムク性能表示構造材や建築構造用フィンガージョイント下地材などです。

協同組合オホーツクウッドピアは、北海道網走管内に位置し、広大なカラマツとトドマツの人工林地域に立地しています。この組合は、間伐材と小径木を有効活用し、建築構造用の集成材や住宅部材を製造する工場を運営しています。

◇取扱うCLT木材

協同組合オホーツクウッドピアは、CLTを主力とする木材を生産しています。同社は、大断面、中断面、小断面など、さまざまなサイズの構造用集成材にも対応しており、建築プロジェクトに合わせた木材を提供しています。さらに、関連会社を通じて、住宅プレカットや加工にも対応しています。

協同組合オホーツクウッドピアは、CLTを提供することで、持続可能な建築材料の供給に貢献し、地域経済の発展を支えています。また、CLTの日本農林規格(JAS)認定を唯一取得しており、高品質な木材を提供しています。

CLT建材の特徴を活かした建築をしよう

CLTは持続可能な建材として注目され、美しいデザインと機能性を兼ね備えた施設の実現に貢献しています。以下で、CLT建材の特徴を活かして行われている建築について紹介します。

◇軽量

CLT建材の特徴としては、まず軽量性が挙げられます。具体的に言えば、鉄筋コンクリート造に比べて5分の1の重さとなります。したがって、1平方メートルあたりの鉄筋コンクリートが約2.4トンであるのに対し、CLTはわずか0.5トンという軽さです。この特性から、同じ重量で建物を建てる場合、CLTを使用すると鉄筋コンクリート造の3階建て建物に対して、5階建ての建物を建てることができます。当然、これは建築コストの大幅な削減につながります。

◇工期が短い

CLT建材を使用して建物を建設する際には、窓や光ダクトを設けるための開口部や穴あけ加工などの多くが製造工場で行えます。さらに、通常の木材とは異なり、大きなパネル状の材料であるため、部品数を大幅に削減することができます。建築現場では、これらの材料を搬入して組み立てるだけで済みます。また、外壁工事も乾式工法が採用されるため、コンクリートや漆喰を乾燥させるための養生期間が不要です。これらの要因から、工期も大幅に短縮されます。

◇木造のオーバーハングが可能

従来であれば2階部分のオーバーハングは、鉄筋コンクリートや鉄骨造でない限りは難しい面がありました。ところがCLT建材は鉄やコンクリートよりも軽いだけでなく、同じ比重であれば強度はそれらに勝るともいわれています。したがって、従来木造では困難とされた1mを超えるオーバーハングや二方向はね出しオーバーハングも可能です。

◇意匠性の高い建築が可能

近年鉄筋コンクリート造の建物が多くなり、古民家や木造住宅が尊ばれるようになってきました。分かりやすい例をあげると、コンクリートの打ちっぱなしよりも木材の壁のほうが断然温かみを感じます。その上CLTの無地上小材を用いると、大判の現し面を実現することさえ可能です。またCLT建材では、節のない木目の美しい曲線を張り合わせた板パネルが最大の魅力といえます。

オホーツクウッドピアのCLT建材は何が違うのか

引用元:photo AC

オホーツクウッドピアのCLT建材は、他の建材と何が異なるのでしょうか?その違いについて詳しくご説明します。

◇北海道の木を材料とした構造用集成材を提供

オホーツクウッドピアでは、北海道産のカラマツやトドマツなどを原料とした構造用集成材を提供しています。もちろんその他にも、すでにご紹介したように鉄筋コンクリート造や鉄骨造よりも強度が勝るともいわれるCLT建材も製造しています。ちなみにこのCLT建材は、日本農林規格(JAS)認定を道内で唯一取得しています。さらには、フィンガージョイントによる低含水率のリサイクル建築材の提供もしています。

とりわけCLT建材にフィンガージョイント加工を採用すると、節や割れなどの欠点部分を取り除いた木材を一定の長さにつなぎ合わせることも可能です。そしてオホーツクウッドピアの製品を使った施工例では、北海道北見市にあるオホーツクウッドピアのセミナーハウスには150mmという厚さの壁、さらに天井や床には210mmもある厚みのCLT建材を使用しています。

◇循環型社会の実現を目指す建築材の協同組合

わが国では循環型社会形成推進基本法と呼ばれる法律を打ち立てながら、廃棄物をできるだけ減らしリサイクルやリユーズ・リデュースを事業者の責務として推進しています。オホーツクウッドピア協同組合でもそうした国の方針にいち早く呼応しながら、循環型社会の実現を目指して設立されました。スローガンは、「植える・育てる・活用するを繰り返し、北海道の山との共存」です。

そこで北海道の永久循環資源でもあるカラマツやトドマツ・スギを原料としながら、社会に役立つ木材製品を提供しながら北海道の地域経済の活性化に日々努力をしています。とくにCLT建材や構造用集成材は、従来の木材の常識を覆すというだけでなくサステナブルな循環型社会の実現に向けた貢献度は高いでしょう。


オホーツクウッドピアは北海道を拠点に持ち、持続可能な木材資源を活用し、環境に配慮した建築材料を提供する協同組合です。1997年に設立され、廃棄物の最小化と循環可能な資源のリサイクルやリユースを推進し、循環型社会の実現を目指しています。

カラマツやトドマツなど北海道産の木材を原料とした構造用集成材やCLT建材を製造し、高品質な木材を提供しています。CLT建材は軽量であり、工期が短縮されるため、建築プロジェクトに優れた選択肢となっています。また、CLT建材には意匠性の高い特徴があり、美しいデザインと機能性を両立させる建築に活用されています。

オホーツクウッドピアは、地域経済の発展を支えながら、持続可能な建築材料の提供と循環型社会の実現に向けた使命を果たしています。

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